2026年3月、ある技術が、静かに姿を消しました。
インターネットの波に飲み込まれた技術「iモード」
かつては、日本のモバイル通信を支えていました。
1999年に誕生したiモード「ネットはパソコンで使うもの」
という常識を塗り替えました。
・メール
・天気予報
・銀行振込など。
携帯電話でインターネットを使えるようにしたのです。
今のスマホの基礎を20年以上も前に築き上げた、まさに社会インフラでした。
ピーク時の契約数は4900万。
海外メディアが特集を組むほど、世界からも注目される存在でした。
しかし、2000年代。
海外展開という壁に直面します。
当時、世界の携帯市場の50%はノキア、モトローラ、エリクソンの3強。
世界とは異なるルールのiモードは、受け入れられませんでした。
2006年、アンドロイド社を買収していたグーグルから共同開発の打診がありましたが、社内から反対の声が上がり、実現せず。
そして、2008年。iPhoneが上陸します。
iモードという「日本専用のネット」から
スマホという「世界標準のインターネット」へとシフトしていったのです。
一方、ガラパゴス化していたiモード市場は急速に縮小。
静かに忘れ去られていきました。
そして、今年、iモードは正式に終了しました。