最高値から31.1%下落した「キオクシア株」今、買うべきなのか?
2026年7月8日
半導体メモリー大手のキオクシア。
2024年12月18日に東京証券取引所へ上場すると、AIブームを追い風に株価は急騰。上場から2026年6月22日までの約1年半で、6,572%もの上昇を記録しました。
仮に上場時に100万円を投資していたとすれば、その資産は約6,672万円にまで膨らんでいた計算です。
株価は一時11万2,700円の史上最高値を付け、時価総額ではトヨタを上回り、日本市場でトップに立つ場面もありました。
最高値から31.1%下落した「キオクシア株」今、買うべきなのか?
半導体メモリー大手のキオクシア。
2024年12月18日に東京証券取引所へ上場すると、AIブームを追い風に株価は急騰。上場から2026年6月22日までの約1年半で、6,572%もの上昇を記録しました。
仮に上場時に100万円を投資していたとすれば、その資産は約6,672万円にまで膨らんでいた計算です。
株価は一時11万2,700円の史上最高値を付け、時価総額ではトヨタを上回り、日本市場でトップに立つ場面もありました。
しかし、最高値を付けた6月22日から、わずか約1か月で株価は30%近く下落しています。
一体、キオクシアに何が起きたのでしょうか?
この下落は、成長の終わりを示すサインなのか。それとも、長期投資家にとって絶好の買い増しチャンスなのでしょうか。
本記事では、その答えを探っていきます。
そもそも、「キオクシア」とは?
キオクシアの歴史を辿ると、そのルーツは東芝にあります。
もともとは東芝のメモリ事業としてスタートし、2017年に事業の分社化によって「東芝メモリ」が設立されました。
しかし、その後、東芝の経営危機を受けて、東芝メモリは約2兆円で他社に売却されました。2019年には社名を変更し、現在のキオクシアが誕生しました。
キオクシアは、その名の通り、「記憶」を担うメモリチップを開発・製造している企業です。
メモリチップは、スマートフォンやパソコンだけでなく、AIデータセンターで稼働するサーバーにも欠かせない半導体です。
AIサーバーでは、エヌビディアのGPUが演算を担う一方で、その性能を引き出すためには大量のメモリチップが必要になります。そのため、メモリチップはGPUと並ぶ重要な存在といえます。
AIブームを背景に、メモリチップの需要は世界的に急拡大しており、供給が追いつかない状況も続いています。
エヌビディアのCEOも、「メモリチップの不足がAI開発のボトルネックになる可能性がある」との見方を示しています。
メモリチップを製造するキオクシアも、このAIブームの追い風を受けています。需要の拡大を背景に、純利益は前年の2倍以上へと大きく伸び、株価も力強い上昇を見せました。
キオクシア株は、再び上昇するのか?
個人投資家の関心は、「株価は、まだ上昇する余地があるのか?」という点ですが、これまでキオクシアの株価を押し上げてきた“メモリの供給不足”は、今後も続くとの見方が示されています。
世界の大手メモリメーカーは、急増する需要に対応するため、生産能力の拡大を進めています。しかし、新工場の建設から量産開始までには数年を要するため、供給が需要に追いつくには時間がかかります。
実際、2027年時点でも需要の約60%しか供給できないとの予測もあり、メモリ不足は当面続くとの見方が広がっているのです。
アメリカの大手経済メディアCNBCも、こうした供給不足が2027年まで続く可能性が高いと報道しています。
キオクシアにも大口顧客の長期供給契約の締結が殺到しており、今年生産するメモリチップはもうすでに完売状態で、今年4月~6月期決算の純利益は前年同期の約47.5倍になるという見通しを発表しています。
このように、業績は好調で今後も成長が期待されるキオクシア。しかし、株価は約1か月で30%近く下落しました。
業績と株価が逆行する展開となりましたが、市場では、この下落を一時的なものと見る意見もあります。
日本経済新聞では、「アナリストの中にはキオクシアの株価が20万円まで上昇する可能性がある」と予想する見方が紹介されています。
この下落が一時的な調整に過ぎず、今後もメモリチップ需要の拡大が続くのであれば、キオクシアは今が投資を検討するタイミングなのかもしれません。
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